このページでは、野球のWAR(ウォー)の本質を分かりやすく紹介します。
まずWARは、「勝利への貢献を全ての面から評価する指標」です*1。
そして結論として、野球のWARの概要は以下の4点に集約されます。
- 打撃や投球、守備、走塁などを、勝利の貢献を全ての面から一つの値で評価する指標である。
- 全ての面から選手を評価するため、野手と投手の比較すらも可能である。
- メジャーリーグでは.MVPの選考の際に最も重視されている指標といえる。
- WARは試合での貢献度を評価するため、より適した出場機会があれば評価が高くなる可能性がある。
下のYouTube動画は、バリー・ボンズのホームラン集です。バリー・ボンズは、2004年にメジャーリーグのシーズン記録であるWAR11.9を記録しています*2。
WARが広く扱われる背景には、全ての面から選手を評価するため、あらゆるタイプの選手同士を比較できる点があります。
つまり、WARを用いると「俊足巧打タイプの選手と長距離砲タイプの選手の比較」や「先発とクローザーの比較」、「投手と野手の比較」を行うことができます。
WARは野手での活躍も投手での活躍も評価できることから、大谷翔平の二刀流での活躍を評価するために、日本での注目度合いも高くなっています。
WARで高く評価される選手は、ファンの思うスター選手とほとんど一致します。
以下では、WARやその他の野球の指標について詳しく紹介します。
WARの意味
WARは、Wins Above Replacements(控え選手と比較して積み上げた勝利数)の略称です。つまりWARは、「ある選手が、控え選手と比較したときの貢献度合を、チームの勝利数として表した指標」です。
例えば2023年シーズンの大谷翔平選手のWARは9.0でした。また所属したエンゼルスは2023年シーズンは73勝でした。
もし大谷選手がいなければ、エンゼルスは64勝しかできなかったことになります。なぜならばエンゼルスの73勝のうち、9勝分は大谷選手の活躍によるものだからです*3。
どのくらいだとWARはすごい?
初めてWARを見てみても、どの位がすごいかは分かりづらいです。
目安のイメージとしては1シーズンのWARが5.0以上であればスター選手です。1シーズンのWARが3.0以上であれば超一流選手、2.0以上であれば一流選手、0.0以上であれば良い選手、マイナスであれば一軍で活躍できていない選手というイメージです。
またプロ野球では、スター選手級であるWAR5.0以上の活躍を10年続けると殿堂入りできます。殿堂入りしている選手はWARの面で考えると通算のWARが50以上あることが多いです。
表. WARの目安
1シーズンのWARの値 | 目安 |
---|---|
5.0 | スター選手 |
3.0 | 超一流選手 |
2.0 | 一流選手 |
0.0 | 一軍の控え選手 |
後で詳しく述べますが、シーズンWAR2.0の一流選手が16人いれば、チームは勝率5割になります*4
シーズンWAR3.0の超一流選手が15人いれば、チームはリーグ優勝できます。
具体例で見るWAR
日本人メジャーリーグの選手の2023年の成績で具体的にWARを示します。
WARを見てみると、多くの日本人選手がWAR2.0以上を記録しており、一流の活躍をしていることが分かります。
表. 2023年の日本人メジャーリーガーのWAR
名前 | WAR | 代表的な成績 |
---|---|---|
大谷翔平 | 9.0 | 44本塁打、出場135試合 |
鈴木誠也 | 3.2 | 20本塁打、出場138試合 |
吉田正尚 | 0.6 | 15本塁打、出場140試合 |
千賀滉大 | 3.4 | 防御率2.98、166.1回 |
ダルビッシュ有 | 2.4 | 防御率4.56、136.1回 |
菊池雄星 | 2.6 | 防御率3.86、167.2回 |
前田健太 | 1.5 | 防御率4.23、104.1回 |
藤浪晋太郎 | 0.2 | 防御率7.18、79.0回 |
特に大谷選手の2023年度のWARは9.0でした。つまり、超一流3人分、一流選手5人分の貢献をしたことになります。
また、大谷翔平選手の「野手としてのWARは6.6」、「投手としてのWARは2.4」でした。投打どちらのWARも2.0以上であることからも、大谷選手は投打で一流の貢献を残していることがわかります。
<PR>
リーグ優勝に必要なWAR
結論から述べると、チームがリーグ優勝するのに必要なWARは45程度です。
つまりチームWARが45以上となるように、各球団のフロントはチームの編成を実施していくこととなります。
以下のように例えばシーズンWAR3.0の超一流選手が15人いれば、チームはリーグ優勝できます。
またシーズンWAR2.0の一流選手が15人いれば、チームの勝率は5割となります。
・チームの主力16人全員*5のWARが3.0だとリーグ優勝できる。
・チームの主力16人全員のWARが2.0だと勝率5割のチームになる。
以下では、チーム全体のWARの考え方や優勝や勝率5割に必要なWARがどの程度か、理由を含めながら直感的に理解するためのイメージを紹介します。
チーム全体のWAR
WARは貢献度合いを測る指標です。
チームの全選手のWARを足し合わせると、チーム全体のWARを計算することができます。
これはチームの全選手の得点を足し合わせると、チーム全体の得点を計算できるのと同じです。
打率や防御率は、チーム全体で足し合わせられません。
このようにWARは選手の貢献度をチーム全体で足し合わせて考え、チーム全体の貢献度をWARで考えることができます。
チームWARが0.0だと勝率3割
まずチーム全員のWARが0.0のとき、チーム全員が控えの選手レベルということになります。
プロ野球チームの勝率は低くても3割程度です。このため、控え選手だけのチームの勝率も3割程度とイメージできます。勝率3割だとシーズンの勝利数は40勝程度です*6
また創立時2005年の楽天のシーズン勝率は2割8分でした。ほとんどの主力がオリックスに抜けたことを考えても、控え選手のみでWARが0.0のチームの勝率が3割程度というイメージがつくと思います。
このようにチーム全体のWARが0.0だとおおよそ勝率3割です。またシーズン勝利数は40勝程度です。
このことは、プロ野球で直感的に分かりやすい以下のWARと勝利数との間の関係が成り立つことを表しています*7。
(チームの勝利数)=40+(チーム全体のWAR)
優勝に必要な勝利数とWAR
チームの主力16人全員のWARが3.0だとリーグ優勝できます。
まずチームがリーグ優勝するとき、シーズン勝利数は85勝以上*8であることが多いです。
控え選手のみのWAR0.0チームの勝利数は40勝です。このため、チームがリーグ優勝するためには45勝以上を積み上げる必要があります。85勝から40勝を引くと45勝だからです。
つまり、おおよそチーム全体でWAR45以上を積み上げれば、そのチームはリーグ優勝できることになります。なぜならWARは控え選手と比較した際の勝利数で考えるからです。
チームの主力選手を大雑把に16人(野手8人、先発6人、救援2人)と考えてみます。WAR45を達成するためには、各選手が平均してWAR2.8つまり約3.0の貢献が必要です。
逆に言うと、チームの主力16人全員のWARが3.0だとリーグ優勝**できます。
勝率5割に必要なWAR
チームの主力16人全員のWARが2.0以上だと勝率5割以上になります。
リーグ優勝と同様に勝率5割以上に必要なWARを考えることができます。
勝率5割以上に必要な勝利数は70勝程度です。シーズンの試合数が143試合だからです。
控え選手のみのWAR0.0チームの勝利数は40勝です。このため、チームが5割以上であるためには30勝以上を積み上げる必要があります。70勝から40勝を引く30勝だからです。
つまり、おおよそWAR30以上を積み上げればチームは勝率5割以上の勝ち越しを達成できることになります。なぜならWARは控え選手と比較した際の勝利数で考えるからです。
チームの主力選手を大雑把に16人(野手8人、先発6人、救援2人)と考えてみます。WAR30を達成するためには、各選手が平均してWAR1.9つまり約2.0の貢献が必要です。
逆に言うと、チームの主力16人全員のWARが2.0だと勝率5割以上を達成できます。
ここで注意が必要な点があります。WAR2.0の選手は、平均的な選手ではなく一流選手であることです。
チーム勝率5割はチームとしては平均的です。しかしながら個々の選手に着目すると、日本のトップであるプロ野球で勝率5割に貢献できる選手は一流選手です。
なぜ打率や防御率、盗塁数ではダメなのか?
野球で成績といえば、打率や防御率、盗塁数です。
打率や防御率でも選手の貢献をある程度は評価できます。
しかしながら、打率と防御率、盗塁数を直接比較することはできません。そこで2010年ごろから、選手を総合的に評価する、より良い評価指標がないかが探られるようになりました。
総合的な活躍を測定するのに適した指標があれば、選手をより正当に評価でき、球団にとってメリットがあるためです。まさに企業におけるKPI設計の問題が、2010年ごろからメジャーリーグでも取り上げられたことになります。
より良い指標とは、より勝利に結びつく指標のことです。なぜならば、野球は長いシーズンを戦いペナントを競うスポーツだからです。
そこで考案された指標の1つがWARです。WARによる評価は、最も普及した指標の1つとなっています。
まとめると打率や防御率でも選手の評価はできますが、WARのように一つの値で比較することはできません。一つの値で選手の貢献を総合的に評価できる点がWARの最大の利点です。
実際の成績をWARから見る
WARは選手の貢献した勝利数を表します。またWARは、野手と投手に共通の指標です。
例えば、大谷選手の2023年シーズンのWARは9.0であり*9、メジャーリーグ で1位でした。つまり2023年の大谷選手の活躍は、チームに9勝分の勝利を上乗せしたということになります。
野球は勝利を目的とするというスポーツであるため、WARは究極の指標とされています。 なぜならば、WARは正に勝利への貢献度合そのものを評価しているからです。
他にもファンが選手のスター性を評価する指標としては、「打者であればホームラン数」、「投手であれば奪三振数、投球回数」があります。
WARから見るイチロー選手と松井選手
メジャーリーグにおけるイチロー選手と松井選手の2004年の成績を以下に示します。
両選手とも2004年がメジャーリーグで最も活躍したシーズンとなっています。
表. イチロー選手と松井選手の成績比較(2004年シーズン)
選手 | WAR | OPS | 打率 | ホームラン | 打点 | 盗塁 | 安打数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
イチロー | 7.1 | .869 | .372 | 8 | 60 | 36 | 262 |
松井 | 3.0 | .912 | .298 | 31 | 108 | 3 | 174 |
OPSでは松井選手がイチロー選手を上回っています。このことは、松井選手の方が打撃力がよりすぐれていたことを示唆しています。
一方、WARではイチロー選手のほうが高かったことが分かります。
つまり、打撃や走塁、守備を総合的に考えると、イチロー選手の勝利への貢献度の方がが高いということになります。
なお、2004年シーズンのイチロー選手のWARはメジャーリーグで1位です。つまり、2004年にメジャーリーグで最も活躍した選手は、イチロー選手ということになります。
イチロー選手は、2004年にメジャーリーグのシーズン最多安打を更新しています。
<PR>
WARから見るイチローのア・リーグMVP受賞
メジャーリーグにおけるMVPは、記者投票によって決定します。
MVPの記者投票では、「選手の個人成績」と「チーム成績」の2点が考慮されやすいと言われます。ただし、2010年代後半以降は、特に「選手の個人成績」を重視するように変わってきています。
実際に、この2点が考慮されていることが分かりやすい例として、イチロー選手のMVP投票結果があります。
イチロー選手の、2001年シーズンと2004年シーズンの個人成績と所属チームであるシアトルマリナーズの成績を以下の表に示します。
表. イチロー選手と松井選手の成績比較(2004年シーズン)
シーズン | MVP | WAR | WARリーグ順位 | OPS | 打率 | マリナーズ地区順位 | マリナーズ勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2001 | MVP受賞 | 6.0 | 6位 | .838 | .350 | 地区1位 | 71.6% |
2004 | 未受賞 | 7.1 | 1位 | .869 | .372 | 地区4位 | 38.9% |
個人成績を考慮する場合は、勝利への貢献度を表すWARを用いられることが多いです。
なぜならば、WARが1位の選手はシーズンで最も活躍した選手と言えるからです。
イチロー選手は、2001年のWARは6.0*10でありリーグ6位でした。つまり、イチロー選手は、アメリカンリーグで6番目に活躍した選手でした。
しかしながら所属チームが勝率7割を超え地区優勝を果たしたこともあり、イチロー選手は2001年のアメリカンリーグMVPを受賞しています。
一方、2004年シーズンのイチロー選手は、WARは7.1*11でありリーグ1位でした。つまり、2004年のアメリカンリーグで、最も勝利に貢献した選手はイチローでした。
しかしながら、所属チームは勝率3割台の地区最下位でした。このこともあり、イチロー選手は2004年のMVP投票で7位に終わりました。
このようにMVPの記者投票では、「選手の個人成績」と「チーム成績」の2点が考慮されやすいと言われます。ただし、2010年代後半以降は、特に「チーム成績」に関係なく「選手の個人成績」を重視するように変わってきています。
<PR>
WARがあれば、バリー・ボンズは筋肉増強剤に手を染めずに済んだのか?
WARが今のように注目されていたら、バリー・ボンズは筋肉増強剤に手を染めなかったかもしれないと言われています。
バリー・ボンズは筋肉増強剤に手を染める前から、最も優れた野球選手でした。しかしながら、十分に評価されなかったために、ホームランを追い求めて筋肉増強剤に手を染めたと言われているからです。
個人に対する正当な評価の評価の重要性を感じさせます。
WARは、個人成績を評価する究極の指標です。
WARでは、打撃に加えて守備や走塁も評価されます。このため、例えばイチロー選手が、総合的には松井選手よりも勝利への貢献度が高いことを評価できます。
1990年代に最も高いWARを記録した選手はバリー・ボンズでした。つまり、1990年代に、最も優れた選手はバリー・ボンズでした。
しかしながら、WARが注目されだしたのは2010年代以降です。
それ以前は、打率や本塁打、打点といった、伝統的な打撃指標が重視されていました。
特に1990年代後半から2000年代前半のメジャーリーグは、本塁打重視の風潮がありました。
その中でも1998年は、マーク・マグワイアとサミー・ソーサによる壮絶は本塁打王争いが繰り広げられ、アメリカの野球ファンの注目を大きく集めました。
一方、球界一の選手であるにもかかわらず、バリー・ボンズの注目度は低いものでした。
表. バリー・ボンズ、マーク・マグワイア、サミー・ソーサの成績比較(1998年シーズン)
選手 | WAR | OPS | 打率 | ホームラン | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
バリー・ボンズ | 8.5 | 1.047 | .303 | 37 | 122 | 28 |
マーク・マグワイア | 8.5 | 1.222 | .299 | 70 | 147 | 1 |
サミー・ソーサ | 7.1 | 1.024 | .308 | 66 | 158 | 18 |
そこでバリー・ボンズは、ホームランを追い求めるようになります。そして1998年のオフシーズンから、筋肉増強剤の使用を開始したと言われています*12 。
バリー・ボンズは、2001年にメジャーリーグのシーズン本塁打数記録である73本を打ち立てました。しかしながら筋肉増強剤の使用のために、メジャーリーグ殿堂入りの栄誉を永遠に失ってしまいました。
1990年代の当時から、WARという指標が普及していたなら、バリー・ボンズは筋肉増強剤に手を出していなかったのではないかと思わされます。
表. バリー・ボンズの筋肉増強剤使用前後の成績比較(1998vs.2001)
シーズン | WAR | OPS | 打率 | ホームラン | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
1998年 | 8.5 | 1.047 | .303 | 37 | 122 | 28 |
2001年 | 12.5 | 1.378 | .328 | 73 | 137 | 13 |
<PR>
まとめ
結論として、野球のWARの概要は以下の4点に集約されます。
- 打撃や投球、守備、走塁など、勝利の貢献を全ての面から評価する指標である。
- 全ての面から選手を評価するため、野手と投手の比較すらも可能である。
- メジャーリーグでは.MVPの選考の際に最も重視されている指標といえる。
- WARは試合での貢献度を評価するため、より適した出場機会があれば評価が高くなる可能性がある。
ただし、WARは試合での貢献度を測定しているだけで、選手の能力を直接評価するわけではありません。適切な出場機会があれば 評価が高まる可能性があります。
例えば捕手もできる選手がDHで出場し続けたり、先発もできる投手がリリーフで出場し続けたりすると、WARでの評価が下がる傾向にあります。
<PR>
野球に関する本
セイバーメトリクス入門: 脱常識で野球を科学する
野球を統計の観点から考えることをセイバーメトリクスといいます。
この本はセイバーメトリクスの考え方に触れるために最も良い入門書だと思います。
綱島理友のアメリカン・ベースボール徹底攻略ブック
この本は、アメリカの野球について紹介されている本です。野球の歴史なども紹介されています。
メジャーリーグを代表としたアメリカ野球の入門書として、これ以上の本はないと思います。アメリカにメジャーリーグ観戦に行く前に目を通しておくと少しだけ観戦が楽しいものとなるはずです。
絶版のような点だけが残念な点です。
マネーボール
予算の少ないメジャーリーグのお話です。予算が少ないチームを率いる球団の経営者が、予算の制約の中でより多くの勝利をつかみ取る過程を描いたノンフィクション作品です。
予算の制約の中で、より良い選手を見つけるために、球団が野球に関する統計的な手法(セイバーメトリクス)を採用していく過程が描かれています。21世紀の野球を語る上で欠かすことのできない名作です。
ブラッド・ピッド主演で映画化もされており、こちらも有名です。
ベースボールの物理学
野球のボールの飛び方といった、物理現象としての側面を紹介した本です。この本は、アメリカ人の物理学者であるアデアさんが書いた本です。著者であるアデアさんは、友人がメジャーリーグの経営者であり、その経営者の方の依頼をきっかけとして、このような本をまとめたそうです。
英語版はアメリカのアマゾンでは50件のレビューがつくほどで、アメリカでの知名度は高いようです。このように野球の物理的な側面が紹介され、日本語で販売されている本は少ないです。
*1:具体的な計算方法は複雑です。計算式を把握することは、多くの場合不要なためこのページでは紹介していません。
*2:本ページでは分かりやすさのために、WARはfWARのみを記載
*3:分かりやすくWARを紹介するための説明であり、正確性は欠けることはご容赦願います。
*4:他の選手のWARを0とします。また、16人は野手8人投手8の主力16人をイメージしています。主力全員が一流選手なのに、勝率5割というのは違和感がありますが、「プロ野球選手は一軍で平均的な活躍ができれば一流選手である」という考えでこのように表現しています。
*5:例えば野手8人、先発6人、セットアッパー1人、クローザー1人を考えると16人になります。
*6:引き分けを5試合とした場合。
*7:厳密には異なりますが、大雑把には正しいです。打率3割のバッターを一流選手と言うくらいには正しいと思います。
*8:2023年にリーグ優勝した阪神とオリックスは、それぞれシーズン85勝と86勝を挙げています。
*9:fWAR
*10:fWAR
*11:fWAR
*12:https://www.sfgate.com/sports/kroichick/article/WHY-BONDS-USED-STEROIDS-Excerpt-from-Chronicle-2502614.php