この記事では、王道の在宅勤務グッズを紹介します。
IT技術が進展した現代社会では、在宅勤務が可能となりました。在宅勤務は、外出せずに自宅で業務をおこないます。通勤が不要なため、個人で活用できる時間が多くなります。しかしながら、外出の機会や人との接触も減少してしまいます。
人間は身体性を有する生き物であり、視覚や聴覚を通した人との交流や、食事などの物理的な生活が幸福感の鍵となります。
そこで、この記事では 「業務コミュニケーション」「自宅デスク」「運動」「食事」 の4つの軸で、在宅勤務におすすめのアイテムを紹介します。みなさんのより快適で効率的なワークスタイルに貢献できればと思っています。
そもそも快適な在宅勤務とは~在宅勤務と出社の違いから~
快適な在宅勤務は、「業務」と「私生活」の両面を充実させることが重要です。イメージを以下の図にまとめます。

まず業務面です。業務は「他者とのコミュニケーション」と「個人での作業」から構成されます。在宅勤務での「他者との業務コミュニケーション」は、対面ではなくPCを通したものが多くなり、オフィスでの対面コミュニケーションと異なります。また「個人での作業」をおこなうデスク環境もオフィスと異なるものとなります。このため、「業務コミュニケーション」や「自宅デスク」を軸としたアイテムが有効です。
次に私生活面です。私生活は「運動」や「食事」、「睡眠」、「余暇」などの時間からなります。在宅勤務では、外出する機会が減少するため、特に「運動」や「食事」に気を遣うことができるアイテムが有効です。
以上のような、「①業務コミュニケーション」「②自宅デスク」「③運動」「④食事」を軸としたアイテムを、在宅勤務を快適にする買ってよかったアイテムとして紹介していきます。
[1] 業務コミュニケーションを快適にするアイテム
在宅勤務では「他者との業務コミュニケーション」が、オンライン会議やteamsなどのチャット通話など、PCを通したものが多くなります。オフィスでの業務と比べて「他者とのコミュニケーション」が異なることこそが、在宅勤務では最も重要なポイントです。
このようなコミュニケーションの際に、音声が聞き取れなかったり、画質が低かったりすることは、コミュニケーション相手に非常におおきなストレスを与えてしまいます。
つまり、オンライン会議やteamsなどでのチャット通話に用いる、ヘッドホンが在宅勤務では最も重要です。
① ヘッドホン(Jabra EVOLVE 20 MS S)
Jabraの"EVOLVE 20 MS S"は、在宅勤務におけるデファクトスタンダードのようなヘッドホンです。オフィスでの打ち合わせにも最適です。
使用している上での特徴としては「マイク性能が良く、相手にクリアな音声を届けられる。」ことや「ノイズキャンセリング機能付きで、周囲の音を遮断。」できることがあります。お手軽な価格な割に、性能が高いため非常におすすすめです。
② 外付けカメラ(ロジクールC270n)
外付けの高画質カメラ を使うと、よりクリアな映像で会議ができます。打合せでカメラを用いる必要性がない場合は不要です。このカメラも価格のわりに性能が高いためおすすめです。
[2] 自宅デスク周りを快適にするアイテム
在宅勤務で個人での作業効率を向上するためには、作業環境の整備が重要です。特にに自宅デスク周りの設備を見直すことが重要です。
長時間の作業でも疲れにくく、作業効率を向上させるためのアイテムを紹介します。
③スタンディングデスク
座りっぱなしの作業は、健康に悪影響を与えると言われています。そこでおすすめなのが スタンディングデスク です。スタンディングデスクは、高さを変えることができるので、椅子に座って使用することもできます。
スタンディングデスクのオススメのサイズは、「max高さが:120cm」、「奥行き:60cm」、「幅:90cm」以上あることです。この広さがあれば、ダブルディスプレイもなんとか可能です。
身長ごとのスタンディングデスクの高さは以下のサイトから確認できます。例えば、身長170cmの場合、104cmあればよいことになります。この104cmに少しプラスして、max高さ120cmあれば高さは十分です。
特に電動昇降式のデスクなら、立ち作業と座り作業を自由に切り替えられ、作業効率がアップします。
④椅子(ゲーミングチェア・オフィスチェア)
長時間座って作業するため、椅子選びも重要です。ゲーミングチェアは、見た目こそ仕事向きではないですが、長時間座ることに適しており、仕事との相性もよいです。
ただし、ゲーミングチェアのデザインは派手なことが多いので、座り心地だけでなく、自宅のインテリアとの相性 も考えたほうがよいです。上記のモデルは、落ち着いたデザインです。とても気に入っています。
⑤ タイルカーペット(床の保護)
机や椅子を動かすと フローリングに傷つきます。在宅勤務では、デスク周辺で多くの時間を過ごすので、デスクと椅子の下にタイルカーペットを敷くのがおすすめです。防音効果もあるので、作業音を気にせず集中できます。
タイルカーペットのデザインは、部屋の雰囲気を大きく決めます。タイルカーペットには多くの種類があります。このうちサンゲツは漆器の大手メーカーなので、サンゲツのタイルカーペットから選べば、どのデザインでも品質は安心です。
⑥マウス・キーボード(ロジクール)
マウスやキーボードは、PCでの作業でもちろん重要です。マウスやキーボードは多くの選択肢がありますが、基本的に以下の選び方をすれば大きく外すことはありません。
• ロジクール製なら基本的にどれを選んでも問題なし。
• 無線が便利。特にBluetooth が USBレシーバータイプ より便利。
ロジクールのUSB無線式のキーボードやマウスには、"Unifying(ユニファイング)"という独自規格に対応したものがあります。このロジクール規格に対応した機器は、専用のUSBレシーバーを使用して最大6台まで1台のPCに接続できる特徴があります。
無線の場合もエネループ(充電池) を使えば電池を都度購入するてまもなくなります。
⑦ ディスプレイ(ASUS製 24インチ)
作業効率を上げるには ディスプレイの拡張 が効果的です。ディスプレイサイズは24インチあれば十分です。ASUS製のディスプレイは、価格の手軽さと信頼性を兼ね備えています。
また2つのディスプレイを用いてデュアルディスプレイで作業する場合、もう一つのディスプレイをモバイルモニターとする選択肢があります。モバイルモニターは価格がやや高いという欠点はありますが、出張先でノートPCとのデュアルディスプレイ体制を構築でき、出張時にも作業効率の向上がおこなえます。注意点や特徴を以下にまとめておきます。
- サイズ:15.6インチのモバイルモニターはビジネスバッグにすんなり入る。ビジネスでよく使用される13インチノートパソコンと比較して、幅は+5 cm程度。
- 保護ケース:画面保護のため保護ケース付きが安心。
- 電源・接続:電源供給はtype C、PC接続はtype CまたはHDMIで汎用的なケーブルで対応できる。
- 価格:Innoviewやcocoparがメジャーだが、各社Amazonで頻繁にセールしており価格変動が大きい。セール時に購入するのがお得。
⑧ 書籍の電子化(Kindle活用)
業務で参照する資料や書籍を電子化すると、場所を取らず、どこでも参照できる というメリットがあります。フリーアドレスの職場でも、電子化によって実物の資料や書籍を圧縮する方法は非常に有効です。
- 書籍をスキャンして PDF化 し、Kindleにアップロード。
- PC版Kindleアプリでも閲覧可能。
業務中にスマホを触ると「遊び」との違いがなく印象が悪いため、PC版Kindleアプリを使うことで「仕事」という雰囲気に自然に溶け込ませることができます。
PDF化の方法は以下のページにまとめています。
[3] 運動
在宅勤務では通勤の必要がないため、運動不足になりがちです。室内で手軽に運動をおこなえるグッズを紹介します。
⑨ リングフィットアドベンチャー
「ジム通い」をするのが、外出の機会を作りながら、運動習慣を維持する上では最も有効です。しかし在宅勤務では、ついつい外出せずに家で過ごしてしまいます。
「リングフィットアドベンチャー」は、家で簡単に運動にするのにちょうどいいゲームです。室内で運動することによってゲームを進めます。ゲーム内のキャラも、プレイを応援してくれるので、モチベーションを落とさずに運動を続けることできます。
⑩ ダンベル
YouTubeにはダンベルでできる筋トレ動画が多くアップロードされており、これらを参考に筋トレできます。ダンベルは左右15kg×2の30kgで十分です。
[4] 食事
在宅勤務では食事や休憩時間を快適にするアイテムを紹介します。
⑪ 冷凍宅配弁当(ナッシュ)
ナッシュ(Nosh)は冷凍宅配弁当の最大手です。宅配料も込みで1食700円と、コンビニで昼食を購入するのと変わらないくらいの手軽さです。冷凍保存ができるので、外出しなくても栄養バランスの良い食事が簡単に取れます。
⑫ 電気ケトル
ティファールなどの電気ケトルがあると、コーヒーや紅茶をすぐに飲むことができます。
⑬ 電気調理鍋
ボタン一つで調理できるため、昼休みなど仕事の合間に簡単に料理が可能で、週末などに食材を買いためておけば、外出せずとも簡単に夜ご飯を準備することができます。
ティファールのラクラクッカーを使用して重宝していますが、使用後に洗いづらいので、シャープやパナソニックなど、別ブランドの商品の方が良いのかもしれません。
まとめ
このページでは、在宅勤務を快適にする買って損しない13個のアイテムを紹介しました。
快適な在宅勤務は、「業務」と「私生活」の両面を充実させることが重要です。イメージを以下に再掲します。

業務は「他者とのコミュニケーション」と「個人での作業」から構成されます。在宅勤務での「他者との業務コミュニケーション」は、対面ではなくPCを通したものが多くなり、オフィスでの対面コミュニケーションと異なります。また「個人での作業」をおこなうデスク環境もオフィスと異なるものとなります。このため、「業務コミュニケーション」や「自宅デスク」を軸としたアイテムが有効です。
私生活面です。私生活は「運動」や「食事」、「睡眠」、「余暇」などの時間からなります。在宅勤務では、外出する機会が減少するため、特に「運動」や「食事」に気を遣うことができるアイテムが有効です。
以上のような、「①業務コミュニケーション」「②自宅デスク」「③運動」「④食事」を軸としたアイテムを、在宅勤務を快適にする買ってよかったアイテムとして紹介しました。
これらのアイテムが、より 生産的で快適な在宅勤務の実現のヒントになればと思います。