理系の就職活動でのオススメ書籍、アプリ、ウェブページ

就職・新生活

今回は就職活動をされる方向けに、就職活動で利用すると便利な書籍やスマホアプリ、ウェブページを紹介したいと思います。

就職活動の際には様々な情報を収集する必要があります。
その情報収集などの際に書籍を利用すると便利です。
そこで、就職活動をおこなう上で必須ともいえるほど便利な書籍等を紹介したいと思います。

就職四季報 総合版

まず紹介するのは、「就職四季報」です。就職四季報では、平均年収や勤務地などの基本的な情報を簡単に手に入れることができます。これらの基本的な情報は、企業のホームページに掲載されていることが多いです。しかし、一つ一つの企業を調べるには多くの時間が必要なので、この本を一冊持っていると大変便利です。

例えば理系の学生だと、工場などを持つ製造業へと行く人が多く、勤務地には多くの可能性があります。企業によっては技術系採用の配属地とその人数を公開しており、この本を用いることで簡単に勤務地を知ることができます*1

この本を利用する際の注意点は年収の見方です。会社によって「総合職の年収を公開している企業」と「全従業員の年収のみを公開している企業」の二通りがあります。製造業では、技術職の方の割合が多い場合があり、その場合は「全従業員の平均年収」と「総合職の平均年収」は大きな差を持つこととなります。

注意しなくてははいけませんが、「会社四季報」は「就職四季報」とは全く異なる内容です。会社四季報に乗っている情報は株主向けのデータなので、就活には向きません*2。例えば、会社四季報にはJFEスチールやJFEエンジニアリングの項目はありません。なぜなら、これらの会社の株をすべてJFEホールディングスが有しており、これらの会社ごとの情報を載せる意味がないからです。このように、会社四季報は就活に向かないのでオススメできません。

「会社四季報」業界地図

二つめに紹介するのは「会社四季報」業界地図です。俗にいう業界地図というものです。世の中には多くの企業や業界があります。同じ業界の中での企業の規模や業界全体の動向を知る際には非常に便利な書籍です。

業界全体の動向を調べるのには比較的多くの時間が必要です。しかしこの本を用いると、時間をかけてわざわざ調べなくてもよいので非常に便利です。

業界地図としては、東洋経済新報社のもの以外に日本経済新聞のものがあります。どちらを買うかは個々人の好みもあると思うので、本屋で両方の本を立ち読みして見ることをオススメします。

絶対内定シリーズ エントリーシート・履歴書

三つ目に紹介するのは、「絶対内定シリーズ エントリーシート・履歴書」です。この本では初めにエントリーシートや履歴書の書き方が紹介され、残で実際のエントリーシートを見ることができます。

エントリーシートは就活で必須です。この本ではエントリーシートの項目を埋めるための手順が具体的に明快な形で記されており、自信を持ってエントリーシートを書けるようになります。

【主要3方式<テストセンター・ペーパー・WEBテスティング>対応】これが本当のSPI3だ!

四つ目に紹介するのは、「【主要3方式<テストセンター・ペーパー・WEBテスティング>対応】これが本当のSPI3だ! 」です。就職活動では、多くの企業がテストセンターでのWEBテストの受験を求めてきます。この際にうけるテストの形式の一つとしてSPI3と呼ばれるものがあり、WEBテストの中でも多くの企業に採用されています。

このSPI3ですが、問題は常識レベル(義務教育程度)です。しかし、人によっては苦手とする問題形式が存在します。この本を用いることで短い時間であっても、苦手な問題の解き方を対策することができます。特にこの書籍中であれば、「非言語問題のうちの推論」や「言語問題」にあたる問題は、日常で考えることが少ないことを扱うため対策することが非常に有効だと思います。

「東大生が書いたノート」シリーズ

五つ目に紹介するのは、「東大生が書いたノート」シリーズです。このシリーズには、「問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」や「議論する力を鍛えるディスカッションノート」などがあります。ケース問題はコンサル系の企業の採用面接で採用されていることがあります。また、グループディスカッションは、多くの企業で採用されています。

ケース問題やグループディスカッションは慣れないと難しいです。「東大生が書いたノート」シリーズには、これらの方法論が記載されています。事前にこれらの本に目を通すことで、効率的にケース問題やグループディスカッションに対策することできます。特にグループディスカッションは、理系の研究におけるコミュニケーションと異なる面が多いため、理系学生が得るものは非常に多いと思います。

Google Calendar

六つ目に紹介するのは、スマホアプリである。Google Calendarです。就活では、予定の管理が非常に重要になります。この際に、説明会や面接、工場見学の予定を入れたり消したりして自分の最も望む日程になるようにアレンジします。このため、紙の手帳よりも書き込んだ予定を消すことが容易なGoogle Calendarが非常に役に立ちます。

そうはいっても、企業の人の前でスマートフォンを扱うのは抵抗感があります。そのため、企業の人の前でメモや日程を書き込めるように別に手帳を用意するのが良いと思います。

日経新聞電子版、日刊工業新聞電子版の無料登録特典

最後におすすめするのは、日経新聞電子版と日刊工業新聞電子版の無料登録特典です。実は、無料登録するだけでそれぞれの新聞は月に何本かの記事を無料で読めるようになります。このため、自分の知りたい企業の最近の動向を知るために手軽に利用することができます。 また、日経新聞の電子版では企業の売り上げや営業利益などを確認することができます。

具体的には、日経新聞電子版は一月に10本、日刊工業新聞は一月に11本の記事を読むことができます。

おわりに

今回の記事では、就活で役に立つ書籍などについて紹介させていただきました。当たり前ですが、就職したい企業を知るためにはその企業のHPを確認することや実際に企業の人の話を聞いてみることが重要です。またWEBテストでよい点を取るためには、付け焼刃でない能力も必要とされます。しかしながら、できるだけ短い時間でこれらのことを抑えるために,今回紹介した書籍が活用できるのはないかと思います。
今後は、なかなかネット上では説明されていることが少ない理系就活における推薦制度に関して紹介しようと思います。

*1:本を用いてネットで調べる場合には、「企業名 事業所」などと検索すると配属されうる勤務地を知ることができます。しかし、入社してすぐに事業をおこなう子会社に出向する可能性もあるため、ネットで調べる方法が完璧なわけではありません。

*2:会社で労働者となるなめにおこなうので

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